僕の漢方の師匠はオシャレで社交ダンスのせいかしゃきっと腰が伸びてなかなかの伊達男ですが、そのO先生から「なかなかいいネクタイしとるやないの。」と褒められたことがあります。「そうでしょう。こりゃターンブル・アッサーのタイで・・・」とサラサラッと説明はしなかったが、内心「へへへ。」と喜んだもんです。 「シャドー」(1994年・アメリカ)という映画(チンギス・ハーンが現代に蘇って、世界征服を企むのを、主人公が超能力で阻止するという筋だった。)の中で、チンギス・ハーンが主人公がしているネクタイを「いいネクタイだ。何というのか?」と褒めるシーンがあります。その時ヒーローが答えて「ブルックス・ブラザーズ」と言う。
敵同士ながら、身につけているものを褒めて、褒められて、ニヤッとするいい演技でした。007の前作(前々作?)で、パーティに出る前にタキシードを誂えられたジェームズ・ボンドがあまりにぴったりな着心地にびっくり、嬉しそうにするシーンがある。控えめだが、「オレ、ウレシイ」というのが分かる。服はそれを着ているときに、「コレコレ、ここに僕がいる。」という気分になる、そんな服がいいな。で、僕はやはりブルックス・ブラザーズということになりんした。年末、いい買い物でした。
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