ついこの間新年の抱負とかなんとか宣言したかと思えば、明日からは三月。なんということだ。2月は四捨五入で還暦を迎えて、なんということだ、と嘆いたのもつかの間、すでに一年の6分の1が過ぎたのである。元旦からここまで、あっという間だったから、あと五回、「あっ」と言えば、来年になるという算数だ。どうする!いったい、このけたたましいほどのスピードは、いったいなんだ?
〜まあ、そう目をつり上げて声を張りあげなさんな。君と君を取り巻く世界の時間の早さは太初の昔からかわっとらんのだよ。もちろん君が生まれてから、急に早くなったこともない。問題は君の、その落ち着きのない処世にある。なんだ、いいおじさんが。座る前から、立ち上がることばかり考えて。右足を出す前から、左足を出そうとしながら歩いてやがる。そんな腰つきで、「閑」もへったくれもあるもんか!〜
明日より三月。我が家の窓際に家内が飾った小さな薔薇のたたずまいを見習って、この送別の月を迎えましょう。今回はやや神妙。
明日はもう五十五なるか来し方の何ほどもなきを知り尽くしおり
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トール (土曜日, 02 3月 2013 23:19)
小学校卒業した日の事、時々思い出すんだけど、あの時は「小学校の6年間って随分長かったなぁ。」と級友と言い合った。でも気が付くともうこの歳だもんね!ホント元気な内に何かしなくっちゃっ!と思いますが、それが余計に時間の流れを速くさせているのかも?
ヒラタミチヒコ (金曜日, 15 3月 2013 00:48)
空の空、空の空なるかな、です。ハイ。