カレーパンがイケナイのは、全部食べてしまうことだ。半分でやめとこうとか、できない。だいたいほとんどのカレーパンは旨い。これはイッタイナンダ、と言うような犯罪的なカレーパンにはまだ出会ったことがない。だから全部食べる間、ずっと幸せなのだ。
カレーパンはだいたいどこでもいつでも旨いんだが、それでもこの食べ物には、名物によくあるような「わしとこのが一番じゃ。」みたいな主張が時々あるので、これがためにカレーパンワールドから目が離せないのである。
最近の「オッ、これはなかなかやるじゃないかカレーパン」はJR博多駅構内の目立たない通路の一画に楚々と咲く草花のような雰囲気のパン屋さんのカレーパンである。「さあさあ、今日はパン食って元気だせよ、みんな!」と言った雰囲気の大手のでっかいパン屋に完全に気圧されているたたずまいだが、ここの「名物」、「揚げたてカレーパン」は旨い。今から列車に乗るけど、腹は減っておるし、なんか食べながら景色を見て、旅情を感じていたいな、と言うとき、ここのカレーパンがよろしい。ボクはそれに熱いコーヒーがあれば、もうこれからの列車の旅はなにがあっても幸せである。
それから、最近はとんとご無沙汰だが、九州高速道路「大分道」の玖珠パーキングエリアのカレーパンが旨い。もう、ないかも知れないけれど、福岡から大分に向かう途中でたいてい買って、運転中に手をアブラアブラさせないように食べるのは難しいんだが、ほおばりながら行ったもんです。売っているお姉さんがちょっとかわいかったのもあるが、実に美味しいカレーパンでした。
それから、それから、なんでカレーパン話をしようと思ったかというと、ボクのクリニックのすぐ近くに、食材にこだわったレストランができていて、そこがこだわりパンをいろいろ焼いているのですが、今日カレーパンがお目見えしたわけです。パン生地にカレーを練り込んで、中身のカレーはたっぷり濃厚、具材は元気な野菜達がたくさん入って、ピリッと辛い主張もうれしい一品でした。それがあんまり美味しかったから、衝動的にお話しした次第。
カレーライスも随分食べ歩いたが、カレーパンも奥が深くてなかなか尽きせぬ食べ物です。(ああ、唾が湧いてきた。)
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トール (金曜日, 31 5月 2013 23:03)
君の医院の斜め前のお店?
今度買ってきてもらおうっと!
確か、石坂浩二さんって
カレーパン評論家じゃなかったっけ?
本も書いてた様に思います。
ヒラタミチヒコ (土曜日, 01 6月 2013 14:09)
へえ!探してみます。
トール (日曜日, 02 6月 2013 10:12)
どうでも良いけど、足痛い!(;_;)