2013年
10月
22日
火
ラビット・ホールを観ました。
ニコール・キッドマン主演のこの映画は良くできた映画ですね。子供を不慮の事故で失った夫婦の苦しみがまったく脚色されずに、そのまま表現されて、最後まで安易な妥協が一歩もない映画でした。
アメリカには良くあるのかもしれませんが、ブリーフィングを目的とした集まりがあって、そこに主人公夫婦も参加するんだが、そこで娘さんを亡くしたひと組の夫婦が「きっと娘は神様が天使として必要としたんだ。」と言って自分たちを慰めようとする。そしたら、ニコール・キッドマンは「だったら、天使を作ればいいじゃない。神様なんだから、簡単でしょうに。」と言った発言をする。もちろん場違いな発言で、会はしらっと凍り付いたようになるんだが、実はこの発言が一番ボクの心に残った。その通りだと思いますね。
つらいことがあると、「神様は耐えられない試練はお与えにならない。」と言う発言がある。「きっと、これには深い神様の御心がある。」と言う。
そう思いたいなら、それはそれで結構だけれども、ボクは違うと思いますね。ボクは一応小児洗礼を受けさせられて、信仰告白を20の歳にしたクリスチャンですが、そういった「神様は・・・」発言には嫌悪感すら感じるね。
福音書にはそんなこと言う人たちは一人も出てこない気がしますがね。牧師でさえそんなことを言ったりしますが、すこし違うんじゃないの。
しかし、この台詞、この場面故に、この映画はアンチ・キリスト教の路線かというと、実はその真逆だと思いました。ハイ。
どうでもいいけど・・・ニコール・キッドマン、いいねえ。
2013年
10月
06日
日
「くえ」を食べてきた。
徳島で「くえ」と言う魚があると聞いて、食べてきました。なんでも深海に住む魚だそうで、でかいのになると60kgぐらいにもなるそうで、お店の水槽に泳いでいた?やつが14kgというから想像するとばかでかい魚だ、と思った。で、料理されて出てきたのは32.5kgだったそうで、それでもかなりでかいやつをいただいたわけです。
白身なんですが、しっかり味があって歯ごたえも良く、こりゃ名物になるわ、と思いました。刺身、ステーキ、鍋物と「くえ」づくし。最後の「くえ」の濃厚なだしで作ってくださったおじやは絶品でした。「くえ」は「九絵」だそうで、最初に見つけた人が九本の黒い筋があったんで、「九絵」になったとか。
いろいろ説明しながら、料理を作ってくださった女将がまた上品で何とも言えぬ徳島弁のやわらかな言葉遣いで、心身ともにゆったり、美味しいひとときでした。徳島に行かれたら、「志美津(しみず)」で「くえ」を食べるヨロシ。